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「今はひとりのプレーヤーとして、純粋にテニスを楽しむことができています。」
Q. 12年前と比較して、世界のテニス界の中での日本選手のレベルは上がっていますか?日本人選手が世界で戦う為に必要なものはなんでしょうか?(30代・男性)
技術的な部分で言うと今の若い選手はいいものを持っていますが、試合の中で、瞬間、瞬間に今、何が必要なのか状況判断し、正しいショットの選択をしていかなければならないのがテニスの戦術です。持っている技術を生かしきれていないプレイヤーが多いように感じます。またメンタルでの強さも世界で戦っていくには重要だと思います。
Q. 12年前と復帰した今と伊達選手自身のプレーの違いはありますか?(40代・男性)
基本的には変化はないのですが、試合の解説をしたり、テニス以外のスポーツをしていたことから、客観的に状況を見ることができるようになったようです。
Q. 12年前と今とテニスに対する気持ちは変わりましたか?もし変わったならどのような点ですか?(30代・女性)
11年半前に引退したときは、ツアー生活に疲れていたことと、勝ち続けなければいけないというプレッシャーもあって、テニスが嫌いになっていましたが、今はひとりのプレーヤーとして、純粋にテニスを楽しむことができていますし、自分は本当にテニスが好きだという気持ちが強くなっています。
Q. 今回高校生と組んでダブルスに出場しましたが、今の高校生は伊達選手の高校生の時と比べてどうですか?(30代・女性)
明らかに大きく違うのは、サーブとスマッシュ。肩の使い方が上手いし、肩が強い。また、目標が明確だし、世界を身近に感じていることが伝わってきます。
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「食事がどれだけパフォーマンスに影響するのか自己管理力を養う必要があることを感じます。」
Q. 食生活は変わりましたか?また、今の周りの選手との違いはどうですか?(30代・女性)
現役の時から体に良いもの必要なものを食べるようにしてきましたが、今の若い選手の食事をみていると便利で簡単なもので済ませたりしているのが気になります。試合の前後に必要なものは何なのか? 食事がどれだけパフォーマンスに影響するのか自己管理力を養う必要があることを感じます。
Q. 伊達選手にとって、「テニス」とはなんですか?(30代・男性)
自己表現です。
Q. テニスをして良かったことはなんですか?(小学生・女の子)
自立心や決断力、判断力を養うことができました。また、考え方がグローバルになりましたし、世界中にお友達ができました。
Q. 伊達さんみたいにうまくなるにはどうすればいいですか?(5歳・女の子)
テニスをすごく好きになることと、ボールをたくさん打つことです。
Q. 12年前までの選手生活の時に、「今のこれがあれば遠征がもっと快適だった」という物はありますか?(30代・男性)
今は世界中どこにいてもPC、携帯、iPodやDVDプレーヤーなどを持っていけるので、世界との距離をそれほど感じずにいることができます。遠征でのひとりの時間を楽しむことができて、孤独感もそれほど感じずにいられるのではないかと思います。
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「テニスは生涯スポーツ。いつまでも楽しくできる最高のスポーツです。」
Q. テニス以外で好きなスポーツはなんですか?(10代・女性)
引退後にはジョギングに始まり、フットサル、ヨガ、ボクササイズとあらゆるスポーツやエクササイズをやりました。気がつけば走ることは大好きになり、フルマラソンにもチャレンジして3時間27分47秒で完走しました。またピラティスは理論的にも好きで実際に効果も感じて続けてやっているエクササイズです。「パートナーピラティス」で本を出したりもしています。
Q. 国際結婚をされましたが、カルチャーショックなことはありましたか?(30代・女性)
テニスをやっていたときから海外での生活が長かったので、文化が違うのは当然のことと考えていましたので、人種が違うことでのカルチャーショックは感じませんでした。人間対人間のことなので、日本人同士でも育った環境が違えば生活の上での違いはあって当然のことだと思います。
Q. 比較的若い選手が活躍するテニス界、一方で往年の名選手が輝きを取り戻すことがあります。今回、伊達選手はブランクを経て輝きを取り戻した訳ですが、同世代の人に向け、輝きを取り戻す秘訣はありますか?(30代・女性)
テニスにかかわらず、例えば30代、40代の方が年齢を理由に何かをあきらめるというのは残念なことです。何かにチャレンジすることによって、自分の人生を輝かせることができる第1歩を踏み出せると思います。
Q. 最後にテニスをされている一般の方と、プロを目指している子供達にメッセージをお願い致します。
テニスのプロを目指すなら、一番大事なことは、情熱を持つことです。それから、負けることを悔しがることも大切ですし、勝った時になぜ勝てたのか、負けたときになぜ負けたのかを考える習慣をつけることも必要だと思います。テニスは生涯スポーツです。いつまでも楽しくできる最高のスポーツです。テニスをやっていれば常に前向きな気持ちで健康で生き生きとしていられることと思います。これからも無理のない範囲で長くテニスを続けてください。
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<クルム伊達公子選手 プロフィール>
1970年、京都市生まれ。兵庫・園田学園女子高卒業後、89年にプロ転向。95年、世界ランキングで歴代日本人選手最高の4位に。96年7月、ウィンブルドンでベスト4入りするも、同年11月に引退。今年4月7日、現役復帰を発表した。
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